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敵か味方か有毒生物!

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2019年10月

敵か味方か有毒生物!

2019.10.01

我が動物人生

76写真はツバハキコブラ...

たいへんだー!!
毒ヘビが出たぞぉ!
ここはアフリカの男子トイレ。
僕は駆け込みズボンを下ろして座り込む。
すると目の前のパイプの隙間から、「グルグルニョロリーン!!」真っ黒な恐ろしい口を、アフリカ最強毒ヘビ“ブラックマンバ”が見せつけていたのだ!!
危機一髪!
僕はお尻を出したまま、刺激しないよう“そぉっと”後ずさりし、トイレを出た。
恥ずかしいなんて言っている場合じゃないんだ!
トイレのような狭い所で、マムシの60倍の殺人能力を持つブラックマンバの毒液を、大量に打ち込まれたらひとたまりもない。
僕は苦しんだすえ、2~3時間で死んでしまうのだ。
73写真は完全に孵化して一分とたたないキングコブラの赤ちゃん。怒っています。可愛いですね。


「ズドーン!!」突然現れたアフリカのオジサン(ロッジのオーナー)が散弾銃をブチかましたぞ!
ブラックマンバは顔面に銃弾を受け、一撃のもとに命を落とした。
こんなに強力な毒を持っていても、超頭脳を持つ地球最強生物である人間にはかなわなかったのだ。
はたして人間を上回る生物は存在しないのか?
蛇毒最強を誇るのは、マムシの800倍の殺人能力を持つインランド・タイパン。
生物毒最強は、ボツリヌス菌が作り出すボツリヌストキシン(毒素)で、なんとマムシの6,600万倍以上の殺人能力を有するのだ!
この毒の強さは、人間が作りだしたあの有名な毒ガス“サリン”のなんと60万倍の殺人能力である!
つまり動物界ナンバーワンの頭脳をもつ最強生物人間でも、ポツリヌス菌が猛毒を作り出す能力には遠く及ばなかった!
人間の発明を上回る毒の使い手たちの神秘な世界を、この本を見て研究することは、皆の日常を安全に導き、正しい毒生物の知識と付き合い方を身に着ける手掛かりになるのだ!

これは子供向けの本のはじめ書きとして使用した文章ですが、お父さんやお母さんも一緒に読んでもらいたいという気持ちを持って書かせていただきました。
まずはここから動物たちと付き合ってゆくというのはいかがでしょうか・・・?